美容看護師の仕事のひとつにトラブル対応があります
今回は脱毛クリニックでよくあるトラブルとその対応についてまとめてみました
これから美容ナースになられる方は「そんなことがあるのか」と参考になると思います
既に美容ナースの方々は「あるあるだね」と頷いてもらえれば嬉しいです
毛が硬毛化したのですが?
硬毛化とは、脱毛を行う前より毛が太くなる現象です。ハッキリとした原因は分かっておらず、フェイスライン・うなじ・肩・二の腕などに起こりやすいです。
硬毛化については必ずカウンセリングで伝えてると思いますし、事前に照射するかどうかお客様に決めてもらうクリニックもあります。
クリニックによって対応の仕方は異なりますが①異なる機械での照射②6〜12ヶ月ほど脱毛を休止 するところが多いです
お客様に納得していただけるよう硬毛化について説明できるようにしておかないといけません
毛嚢炎ができたのですが?
毛嚢炎とは毛穴から細菌が入り込んで赤みや腫れなどの炎症を起こすニキビ様な症状のこと
顔・背中・ヒップ・VIOなどに起こりやすい。
毛嚢炎についてもカウンセリングで説明していると思いますが、お客様の中には「ニキビ見たいのができたのですが大丈夫ですか?」と聞いて来られる方もいます
大体のクリニックでは直接来ていただき、診断後薬処方か経過観察といった対応になるかと思います
毎回の施術時に照射することによって毛嚢炎ができる可能性があること、症状があればクリニックに連絡してもらうよう説明することでトラブルを防ぐことができます
火傷になっているのですが?
日焼けしている肌、黒子、怪我部分、乾燥部分に照射してしまうことによって火傷を引き起こしてしまう場合があります
また看護師の技術不足、不適切なパワーでの照射による火傷もあります
患者様から火傷かもという連絡があったら至急クリニックに来てもらい、診察してもらわないといけません
診察後の対応はクリニックによって違うのでしっかりどういった対処をしているのか頭に入れておきましょう
火傷を防ぐためには技術の向上はもちろん、しっかり肌チェック出来ることが大切です
不安な場合や分からない時は先輩やドクターに助けを求めましょう。安全に照射できることが1番です
毛が抜けないのですが?
毛が抜けない原因として①照射漏れ②毛周期の関係でそもそも抜ける毛ではない という2パターンあります
①の場合はクリニックに来て頂き診察後に再度照射となる場合が多いと思います
②のようにお客様の中には1回の施術ですべての毛が抜けると思われている方もいます。「毛周期の関係で全ての毛が抜けるわけではないということ」「1回の照射で15〜20%の毛に効果あること」などをしっかり伝えなければいけません
正直言って何回伝えても伝わらない方もいますが、こればっかりは根気強く向き合うしかないと思っています
剃毛してきてない
脱毛前のカウンセリングで剃毛してきて下さいと伝えてるものの中々伝わってない場合もあります
①剃毛の仕方がわからない②剃毛がめんどくさくてしてきてない という場合があると思うのですが
①のような方には剃毛の仕方を詳しく説明する、イラストを渡すなどの対応になってくると思います
②のような方には言葉を選んでリスクについて伝えていくしかありません。中には剃毛してきてないことの指摘によって、無視されたり反応されないという方もいらっしゃいます。出来るだけ相手を尊重し、言葉を選び、次回に繋げれるようにしないといけません
こればかりは何度やっても難しいですがトライアンドエラーで頑張っていきましょう
遅刻される
脱毛は時間との勝負なので、遅刻されると照射できない部分が出てきてしまうので時間通りにクリニックに来てもらうことがポイントになります
もし遅刻された場合は、どのような対応をとるのかお客様に納得してもらえるよう伝えないといけません
こちらもお客様によっては更なるトラブルに繋がってしまう可能性があるので伝え方が非常に大事になってきます
対応の上手な先輩の技を盗んだり、相談してスキルアップしていきましょう
いかがでしたでしょうか?
脱毛クリニックでのよくあるトラブルについてまとめてみました。
美容クリニックには様々なお客様が来られるので「伝え方」が非常に大切になってきます
私もまだまだ勉強中なので、一緒にスキルアップ目指していきましょうね
(※トラブル時の対応はクリニックによって様々です。今回書かせていただいたものはあくまで1例です。自分の勤めるクリニックの対応についてはしっかり確認して下さいね)
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